組合OBが、会社を喰いものにし、声明文にまで口を出すなどひど過ぎる、曾て組合分裂の時、陰で動いていた人物が、今は黒幕の大物として跳梁(ちょうりょう)しているようでは、国民航空は救いようがない、富士君の年代では知らないだろうが、会社は組合分断にあらゆる術を使い、弱小組合になった国航労組に対し、常識では考えられぬ酷い仕打ちをしたのだ、そのことが大きな亀裂になって、今なお長く尾を曳いているんです。
山崎豊子『沈まぬ太陽』
コメントを投稿
0 件のコメント:
コメントを投稿