2018年9月20日木曜日

鬼の霍乱

「おにのかくらん」
person of strong constitution unexpectedly falling ill; sickness of a stout man; the devil getting sunstroke

「チームバチスタの栄光」より:
「桐生先生が、田口先生をお呼びしたんですか?そりゃ、鬼の霍乱かな

スーパー・スターの桐生先生が立場の低い田口先生の協力を求めるのが信じられないという意味。

2018年9月2日日曜日

波風を立てる

「なみかぜをたてる」
to make trouble; to make waves; to cause discord

「チームバチスタの栄光」より:

しかし具体的な検討に入ると、鏡の表面のように波風ひとつ立てない予定調和を目指す曳地委員長の決断力のなさが遺憾なく発揮され、物事は一向に進まない。

2018年8月30日木曜日

単刀直入


この数年、日本語の勉強をほとんどしていない。以前読めたはずの漢字も少しずつ忘れてきて、日本語で小説を読むのもあきらめた。もはや7歳の娘のほうが日本語が上手になってしまった。

この危険な状況を見て、これから日本語で小説を読む習慣をもう一度身に付けたいと思ったので、なぜか家に置いてあった「チームバチスタの栄光」という小説を読み始めた。内容も簡単で、わかりにくい方言とかもでないので、ちょうど良いと思った。

小説に出た文章:
「あなたのような方に、まわりくどい言い方をしても無駄ですね。単刀直入に申し上げます。」

「たんとうちょくにゅう」
straight to the point; point-blank; frank; direct

2018年8月26日日曜日

ほだされる

いかに御書院御番頭という大層な殿様とはいえ、そういう男に会えるか、と嘉兵衛はいったんは思ったが、高橋三平の熱意にほだされて思いかえした。
-- 司馬遼太郎『菜の花の沖』

2018年8月17日金曜日

出色

この時代、むらがり出た国際通のなかでも、工藤平助は出色の人であったであろう。
-- 司馬遼太郎『菜の花の沖』

2018年7月10日火曜日

元和偃武

ただ船乗りにくらべて武士の分のよさは元和偃武(げんなえんぶ)以来、百八十年もいくさがなく、このさきもありそうになりということである。
-- 司馬遼太郎『菜の花の沖』