昭和五十二年、オイルショック後の繊維業界大不況の中で、関西紡績はアクリル繊維部門で何十億もの損失を出しながら、全体で三百四十億もの黒字決算を行った。主な粉飾(ふんしょく)は工場跡地の売却、在庫品の水増しなどである。このような粉飾に慣れた手腕で、国民航空の業績も操作されるのではないか。
山崎豊子『沈まぬ太陽』
コメントを投稿
0 件のコメント:
コメントを投稿