2024年9月6日金曜日

まなじりを決する

もし篤姫の冷静な助言がなかったら、婚儀続行中の最中、花園がまなじりを決して(まなじりをけっして)乗り込んでゆき、庭田典侍が例によって冷やかに、かつ誇り高く、こちらを見下したような対応をしたら、ますます険悪となるところだった、と思うのであった。

宮尾登美子『天璋院篤姫』

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