2024年8月17日土曜日

雲助

何しろおびたたしい行列なので、途中は助郷人足を使わねばならず、各藩とも庄屋、郷士の息子など呼び出してその役を課したが、日頃馴れぬ力仕事でその任に耐えぬ者もあり、日当八百文で雲助(くもすけ)を雇って割当てを果たす者が多かったという。

宮尾登美子『天璋院篤姫』

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