三成の部屋には、本といえば、各企業の分厚い社史、絵画といえば、額の方が高価そうなありきたりの富士山の絵しかなく、目を惹くのは、サイドボードにずらりと並んだゴルフコンペの優勝カップであった。毎日、女性秘書に磨かせているという噂通り、燦然(さんぜん)と輝いている。
山崎豊子『沈まぬ太陽』
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