防衛部長の川又は、芦田の上司にもかかわらず、同じ檜町の空幕内にいる中央警務隊長からは、一言の報告も相談もなく、聾桟敷(つんぼさじき)に置かれ、警務隊の取り調べに芦田二佐がどの程度、自白し、どういう処分になるのか、全く解らなかったのだった。
山崎豊子『不毛地帯』
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