岩合は、八の字眉の下の三白眼(さんぱくがん)を、轟にちらっと向け、「確かに国見は手がやけそうな人物だ、だが、もし、われわれに一言の挨拶もなく、新生労組に手を出せばどうなるか、早目に知らしめておくべきだ」と云い、「どうだ、秋月、酔いざましにちょっと、甲板へ出るか」秋月に、目配せした。
山崎豊子『沈まぬ太陽』
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