胡乱(うろん)げな眼差しで根本を見据える。
楡周平『限界国家』
峰岸は、そう言い放つと、愉快そうにだって呵々(かか)と笑い声を上げた。
巷間よく(こうかんよく)、今現在は一人の高齢者を二人の現役世代で支えているけど、早晩一人で支える時代になると言われていますが、私はそれすらも甘い見立てだと思っていましてね。
それもありますが、厚労省だって同じ穴の狢(おなじあなのむじな)だからですよ。