2023年8月7日月曜日

追従

「それに、運輸次官当時、参議院予算委員会で、兄上から質問を受け、答弁に立ったこともありました」お追従(ついしょう)のような言葉に、不二委員長は訝しげに海野を見やった。

山崎豊子『沈まぬ太陽

2023年8月6日日曜日

虚心坦懐

皆さん、今日から全社員が心を一つにして、虚心坦懐(きょしんたんかい)に私どもにぶつかって来て戴きたい。

山崎豊子『沈まぬ太陽

2023年8月5日土曜日

身命を賭する

もとより、再建の道は多岐多難でありますが、御巣鷹山で亡くなられた犠牲者の方々の御霊を心からお弔いし、ご遺族の方々にお詫びするために、身命を賭し(しんめいをとし)て、安全運航を成し遂げねばなりません。

山崎豊子『沈まぬ太陽

2023年8月4日金曜日

水を打ったよう

国見の一言半句も聞き洩らすまいと、場内は水を打ったよう(みずをうったよう)に静まり返っている。

山崎豊子『沈まぬ太陽

2023年8月3日木曜日

深慮遠謀

それは、絵画を鑑賞する眼ではなく、深慮遠謀(しんりょえんぼう)をめぐらす眼であった。

山崎豊子『沈まぬ太陽

2023年8月2日水曜日

三顧の礼

戦時中の社長であった方も『軍民殉国』のスローガンを掲げ、戦局が厳しくなると、他社に先んじて、軍需工場への転用に応じられましたね、国見さん、その伝統を継ぎ、あなたもまことにご苦労ではありますが、ここは一つ、お国のために、重責を引き受けて戴きたい、総理は、三顧の礼(さんこのれい)を以て迎えると、申しておられます。

山崎豊子『沈まぬ太陽

2023年8月1日火曜日

昔日

曾(かつ)て、世界一を誇った綿加工工場も、今は本社の建物と、グラウンドを残すのみで、昔日(せきじつ)の俤(おもかげ)はない。

山崎豊子『沈まぬ太陽