2023年7月8日土曜日

粛然

側にいる従兄も泣き、周りの人たちも、粛然(しゅくぜん)としてたち尽した。

山崎豊子『沈まぬ太陽

2023年7月7日金曜日

滂沱

津慶の眼から滂沱(ぼうだ)と涙があふれ、なおも号泣し続けた。

山崎豊子『沈まぬ太陽

2023年7月6日木曜日

誰何

看護婦詰所と隣接する病室の前には、警察官がものものしく警備をしていたが、誰何(すいか)されることなく、病室へ潜り込むことが出来た。

山崎豊子『沈まぬ太陽

2023年7月5日水曜日

言下

入院先の院長に面会を頼み込んだが、無理ですと、言下(げんか)に拒絶されたのだった。

山崎豊子『沈まぬ太陽

2023年7月3日月曜日

一粒種

この一二三便には、長男夫妻と、一粒種(ひとつぶだね)の孫が乗っている。

山崎豊子『沈まぬ太陽

2023年7月2日日曜日

小賢しい

背の低さを隠すために、いつもヒールの高い靴を履いて、国会内を走り廻るいやな相手であったが、運輸委員会で、些細なことを大袈裟な問題にして、小賢しい(こざかしい)質問をされることを思えば、ご機嫌を取るくらい、わけはない。

山崎豊子『沈まぬ太陽

2023年7月1日土曜日

一挙手一投足

だが、恩地だけは瞬きもせず、堂本の一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)に眼を凝らしていた。

山崎豊子『沈まぬ太陽