死せる独裁者に敗北の責任を押しつけ、自らの無謬(むびゅう)性を守ろうとしたのである。
大木毅『独ソ戦』
その夕方勇躍(ゆうやく)彼女の家に着くと、あたりはもう暗くなっているのに玄関の明かりはついていなかった。
R. P. ファインマン (大貫昌子訳)『困ります、ファインマンさん』
上下二巻、合計千数百ページという、ぶ厚いものである。再読三読し、おおよそのことはわかった。
星新一『明治の人物誌』
しかし、実体は梁山泊(りょうざんぱく)で、ぴんからきりまで、わけのわからぬ連中が出入りしていた。
そして、象二郎が八ヶ月の外遊をおえて帰国すると、猛太郎は以前のごとく、新橋、柳橋の花柳界(かりゅうかい)で、酒よ芸者よと遊びに浸っている。
上海事変に関する当局の声明は、三百代言(さんびゃくだいげん)的と言うほかはない。
これによって彼の性格から才子(さいし)的な面が消え、悩みからは解放され、希望を持てるようになったのである。