2024年11月19日火曜日

禅問答

いわば、網走湖の浮島天国を相手に禅問答(ぜんもんどう)でもしているようであった。

新田次郎『天国案内人』

2024年11月18日月曜日

すてばち

すてばち(捨て鉢)的なことばを吐いたにしては、まとも過ぎるほど冷たい表情がそこにあった。

新田次郎『天国案内人』

2024年11月17日日曜日

猖獗

そのころになると、発疹チフスはもうどうにもできないほどの猖獗(しょうけつ)をきわめた。

新田次郎『七人の逃亡兵』

2024年11月16日土曜日

鼻薬

ロシヤ語の片言が話せる者は、ソ連兵に鼻薬(はなぐすり)をきかせて堂々と取引をするという噂もあった。

新田次郎『七人の逃亡兵』

2024年11月15日金曜日

夜の帷が下りる

夜の帷が降り(よるのとばりがおり)たと言っても、厳密には天文薄明と言われる時刻であった。

新田次郎『生き残った一人』

2024年11月13日水曜日

光芒

不夜城はあまりに大きくそして光芒(こうぼう)は強烈だった。

新田次郎『生き残った一人』

2024年11月4日月曜日

仮借

会社首脳部は軍の命令をそのまま津島におしつけ、監督官はつきっきりで作業を督促し、シュルツは仮借(かしゃく)のない態度で図面に眼を光らせた。

新田次郎『はがね野郎』